『画廊つばめ 2番子 奇跡の一羽☆』2021年 7月

みなさん こんにちは mimiです。春になってしまいましたが 去年(2021年)のできごとを ひとつだけ書き残したいと思います。悲しい画像などが出ますので 悲しむのが嫌いなかたは 読まない方がいいかもしれませんね。
ただ こちらに書き残せるのが せいぜいひとつの巣の話 というだけで 他にもいろいろな問題が起きていますので 私も こちらを見ながら 他の巣も同時進行で見ていて&ダニ取り作業(人工巣で5羽中二羽死んでしまい残りの三羽のダニ取り、巣替え、などなど)&全滅、熱死防止対策、などなど のところもあり、本当に その中の ひとつ であるだけというこは記したいと思います。

『画廊つば』は 今年 おやおや?というところに巣をかけてしまいました(^_^;)
直接こちらのお宅にお話に行ったわけではなくて 近所のツバメの大家さんを介して こそッと(?)カラスよけをつけて良いことになり 一番子は、5/29 5羽、無事に巣立てることができました!

そして2021年、6/26頃だと思うのですが 2番子ちゃんが誕生しました。

7/3↑

同時に何巣も見ているので ここばかり ちゃんと見てあげることもできませんし ダニの出る確率も高いと思いましたが、お家のかたとの面識のない私は ダニは本当に厄介で ちょうど とある他のところで2番子が一羽だけ死んでしまい、他の兄弟達はダニだらけで巣立ったのを見ていました。そこも 手が出せないので 頭おかしくなりそうになりながら見守っていました・・・

7/6↑

もう半年前の出来事になるので ハッキリと思い出せず その時にタイムリーに書き込んだサイトを見ながら書いていますので 多少のズレはあるかもしれません。

私は望遠のデジカメで撮っていますので この子達の体にダニがいること 後ろの白い壁にダニが這っていること 気づいてしまいました。
この日は 殺虫成分不使用のダニよけスプレーを天井にシュッとだけして どうして良いかわからず帰りました。(先ほど 記したダニだらけで巣立った所もそうして、手を出さず巣立てたのです、手を出さずとも、ダニだらけでも巣立てるところがあることを経験で知っていました)

7/8↑
写真を見ても 様子が伝わりそうな写真ですが、雛達の動きはあきらかにおかしく それでも 親鳥が来ると鳴き声をあげていました。
私は 休みが週に一日しかありません、早く帰れる仕事でもありません、半日で帰れるのなら、勇気を出して お家のかたに話せる機会も考えたかもしれません。朝と帰りだけ、見に行き 悩む。 今 思えば 何のプライドだったのだろうと思います。

7/9↑

この日の朝 もう鳴き声も聞こえてきませんでした。命の消える 一歩手前でした。

7/10 朝↑

ここのお宅の玄関をキョロキョロしました。家の中にいらっしゃる雰囲気でした。
だけど どうしても ピンポン押す勇気が出ませんでした。気づいたら、近くに停めた車へ行き、脚立や道具を取ってきて、もう脚立に上がって 雛を取り出していました。
7時40分頃でした。仕事に行くまでに、約20分くらいの余裕がありました。
心の中で 家の人が出てきたら こう言おう!
「雛が一羽落ちていて、ダニだらけで、他の子も助けないといけないと思って やってます」と(^_^;)
写真は 動画をスクショしたものです。一羽は ひっくり返ってしまいます。写真より、もちろん実際は ひどいものでした(泣)

家を出る時に、仮巣(カゴ巣)を準備していました。
こうこうこういう風に あそこの横にひっつけよう!と。
白いペーパーにダニがうつっているのも 見えますでしょうか。
『除虫菊パウダーと小筆』でのダニ取りは15分ほどしかしてあげることはできませんでした。
ペーパーも何枚も何枚も取り替えました。
ひっくり返ってしまう子は もうダメだな・・と思いましたが、この日は土曜日で仕事も忙しい日だったので 職場に連れて行っても とても面倒見れないので 断念しました。
三羽を 隣のカゴ巣に移しました。
お家のかたが 途中で 犬を連れて出てきてまいました!(朝の犬の散歩) とっさに先ほどの嘘を話し、カラスよけをさせてもらったものです、と名乗りました。(一番子が巣立った後、お礼のお手紙と『野鳥の会の子育て応援団の小冊子』をポストに入れておきました。)
もちろん 許可を取らずに 勝手にこんなことをやっていることは 謝りました。
三羽を戻す前だったので ダニを見てほしくて 頑張ってお見せしましたが、なかなか見えなかったようですが(年齢的に)最後には 見てもらえました!
そして まだ 一羽も無事にこの先 巣立てる保証はないことなのに 私に お礼をおっしゃるんです。私は まだ この子達が 無事に巣立てるかどうかは わかりませんから と(笑)

上が 7/10 18時頃。↑二羽が生きていました!
朝のカゴ巣のつけ方が気になり カゴごと交換しました。(同じものを持っている)下の写真が 交換した後で 19時半頃のもの。親が私に警戒鳴きして雛が伏せているところです(笑)しかも 親は 私に向かってきます(^_^;)
巣ごと交換した時に 朝ほど ダニが出ていなかったように思いました。そして この時 車の中に小筆を忘れてしまったので もう一度 ザザッと 雛の体に『除虫菊パウダー』をはたく予定でしたが、指で背中にちょっとつけてやる程度にしてしまいました。(後から思えば、もう一度小筆でしっかりとパウダーをつけるか、パウダーは少量でもいいから、せめて筆で 体のダニをできる限り落としてやるべきでした。時間の限られてる私にはなかなか難しかったのかもしれませんけど)

朝と夜(同じ日の) 車から脚立をおろし 大荷物も抱えて
すでに 私の体は 悲鳴をあげていました。
(仕事も体力仕事で、7月も半ばといえば、ツバメの見守りもピークを迎える頃、積み重ねの体力の消耗、その上に『画廊つば2番子』ちゃん、ギリギリの精神状態でした)


↑7/11 朝7時
この時は、二羽ちゃんと、カゴ巣にいました。

↑7/11 朝8時
私は 車で、見に来た後に もう一度、自転車でここに寄りました。(二度目はそのまま通勤します)すると 一時間前まで いたはずの二羽が一羽しかいない!探して 探して 探しまくると 車の下の 道路より(巣のある場所と真反対)に ひっくり返っていました!
この時 めじろの練り餌は用意していたけど 水分が足りなかったので 隣の美容室のお兄さんに水をもらい くちばしの横に練り餌をつけて。おまけに 三段脚立くらいのもので この子を巣に戻してもらうことがてきました!(私は脚立を用意していないので)

↑これは 前の日の夜 7/10 二度目の巣ごと交換の時の戻す前の二羽の写真です。
二羽は 大きさに そこまで大きな差はなく、
今朝 一羽が ひっくり返って 落ちていることが疑問でした。
(2020年の『床屋人工巣、乗っ取り』の経験があるので)もしかしたら 乗っ取りオスによる 雛殺しでもはじまったのかな、と考えていました。
戻しはしたけど 仰向けになる感じだったので (やっぱり職場に連れて行くわけには)心配しながら
仕事が終わり夜来てみると・・
18時→2羽はちゃんと カゴにいました! 朝戻した子が頑張っていてくれたんだ!と喜びました。

そして もう一度車で見に来た19時

7/11↑夜
なんと たった一時間の間で 一羽がまた 車の横に落ちていたのです。
なんとなく朝戻した子と 違うかな と思いましたが、この時は、分かりませんでした。
車に脚立があるので 取りに戻り 鳴かない なにかおかしい と感じ 翌日が休みだったので 心に少し余裕があったので ひと晩連れて帰ることにしました。
前日の朝と夜、こちらでの作業。(大荷物です)それまでの他の巣での作業、仕事にも影響が出るほど私は、体をいため、今年脚立は 何回目かな、と思いましたが、体もピークで 本当にキツイ終盤戦でした。
翌朝の7/12
朝5時に起きて 準備とこの子にエサを与えました。6時には画廊へ行き、7時に作業を済ませなければ、通勤、通学の時間と重なり、人の目に触れてしまいます。
よそをやるというのは 結局そういうことで いつでも堂々とできるわけではありません。この日も もちろんお家のかたに気づかれないように と思いながらすすめていました。できるだけ、大きな音をさせないよう、手早く。
カゴのお兄ちゃんは 元気そうでしたが、この子を戻すついでに お兄ちゃんを一度取り出し、中の床材だけを交換しようと 床材を手に取った時!
床材、カゴに赤い大量のダニが!!(涙)
換えのカゴもまた持ち合わせていたので、またカゴごと丸ごと交換することに、そして 横の元の巣や、周囲ももう一度キレイに!(ぞうきんで拭いたり、元巣にももう一度除虫菊パウダーをかけたりです)
戻したい子には そんなにダニはいなかったので、
お兄ちゃんの体のダニもキレイにとってあげないと
この子にうつってしまう・・
写真は たぶん お兄ちゃんで ダニを一緒にうつしています。取ってあげました。
そして 戻す子も あまり元気な様子では ありませんでしたが 私の顔を見ると鳴いて 餌くれ とやるので 親に託す選択を選びました。
「ダニ」も出てもしかしたら「乗っ取りオス」も存在するかもしれません。
この子達にとっては この上ない悲劇が起きているかもしれないと よぎりはしました。
前の日の夜、暗くなったテント内に親がきちんと戻っていました。
仕事をしている私には (これまでのつばめの見守りのこと(表にできていないほうの数が多く)もあり) ひと晩だけ保護して戻すという選択しかできませんでした。


7/12 ↑お兄ちゃん

そして、11時に 見に戻った時の写真です↓
その時間まで 見に戻らなかったのは、雛をカゴに戻した直後 雛の習性で すぐには 起き上がり 餌をねだらないと思います。(ペタンとなっている)それを私が弱ったのかもしれない、と勘違いして、もうそれならそれでいいよ、知らないよ、とすら思ったからです。
同時進行で 他の巣も見ています。ダニ取りは ここ以前、もう2巣していました。
精神的にも肉体的にも 限界を超えていました。
まだ ここ以外 3巣以上の巣立ちが残っていました。
一晩保護した子がうつっている最後の写真になります。たしかこの時 親から餌をもらったように見えました。
そして その後 15時に見に戻った時は お兄ちゃん一羽だけになっていました。
この日は ゲリラ豪雨が 度々 降った日で 翌日以降 あの子の亡き骸を探しましたが、けっきょく 最後まで 見つけてあげることはできませんでした。

7/13↓朝と夜。せめて一羽だけでも巣立ってほしいと 毎日ヒヤヒヤしながら行きました。

7/14↓ お兄ちゃんは もう大きいので 私が来ると(親鳥にそう言いつけられたのでしょうね)すぐに体を伏せてしまうようになりました。
(一番子のカラスよけの紐を直してる時に、私は、親鳥から顔を覚えられてしまい、写真を撮ろうとするだけでも警戒鳴きされるんです。あの時、親鳥が巣の側にいたのに、棒で紐を直してしまったから、悪いことをしたと 今では 思いますけど(^_^;))

上が7/14
下が7/16↓ 上の写真の壁の右側にうつっているのは『除虫菊パウダー』です。ダニと見間違えてしまいますが・・。元巣にも大量に撒いています。


生まれた日が はっきり 分かりませんでしたが
羽ばたきの練習も しているようでした。
7/17↓

7/18↓朝

巣立ち前の カゴ巣にいる 最後の写真になります。この日は 昼過ぎまで雨でしたが、きっとその後巣立たせたのでしょう(*^^*)
よその巣のことを仕事後にしていたので、ここにくるのが19時半頃になってしまいました。
ちょうど 親がこの子を連れて帰って来たところで
テントの外の雨ざらしの場所に 雛を置いていましまが、その後 雨が止んだので「ツバメって天気が分かる、スゴイ!」と思いました(*^^*)

お兄ちゃん 巣立ちおめでとう!
他の兄弟達 ごめんね。もっと 早く 行動できていたら 他にも助けられたかもしれない。

これを読まれて「手を出さなくても 一番大きい子は巣立てていたのでは?」
と思った方へ、いえいえ そんなはずはないと思います。
私のデジカメの方の動画やスマホの動画を見れば すぐに無理だったとわかるはずです(^_^;)

今回は、全滅をまぬがれ 一羽だけ巣立つことができましたが、大家さんが どんな方か 分からなかったので 悪い用に考え、時間をムダにしてしまい、他の子を助けることができませんでした。
「そもそも、自然に手を出してはいけないのでは?」 と思われる方、考えかたは 人それぞれです。どんな人間に見守られているかによってもツバメさんの営巣の成功率は変わってくるはずです。
私は 私の主観で これからも ツバメさんを守って行きたいと思っています。

今年も 親つばめが帰って来ました。(3/15)さて 2022年どうなることやら・・

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