今年の「赤い羽根のところ」は、悲しい展開を続けています。
例年より1ヶ月くらい遅れて5月上旬に初飛来があり、5月中旬に産卵(状況から判断)が始まりました。卵はいくつ産んで、いつ孵るか?私たちはその日が来るのを楽しみに待っていたのですが・・・ 5月23日、卵がグチャグチャになって巣の下に落ちていました。杖の先に鏡をつけて恐る恐る巣の中を覗きました。ところが、巣の中は空っぽでした。これから卵は一つしか産まなかったと判断できます。ツバメはそれ以来、「赤い羽根の・・・」に一瞥もくれません。
6月上旬、今度は「赤い羽根・・・」の車寄せの天井壁面に新しい(?)ツバメのカップルが巣を作り始めました。のっぺりした壁面は泥がつきにくいとみえて、巣の下の数日間は、掃いても掃いても泥まみれで掃除が大変でした。しかしツバメの根性は見上げたもの、1週間くらいで立派な巣を完成させました。完成するや否や雌ツバメの産卵が始まりました。「赤い羽根・・・」のリベンジだと、私たちは産卵を喜び、次のステージが一日も早く訪れるようにと祈るような思いで待っていました。ところが、6月16日、巣の下にグチャグチャの卵が落ちていました。前回やった方法で巣の中を調べましたが、今回も空っぽでした。つまり1個だけの産卵でした。
2回とも1個だけの産卵、そして10日前後でのトラブル(生育異常を察知した親自身による遺棄と考えるが) これをどのように考えたらよいだろうか?ホウシャセンニヨルタイキオセン? 時が時だけにそんなことさえ考えてしまった。
種の保存危機?恐ろしいタイトルをつけてしまったが、これが杞憂であることを祈るばかりです。
過去5年間、情に偏った観察をしてきましたが・・・
おはようございます。
親ツバメが卵を落としてしまったのでしょうか?原因が気になりますね・・・