昨日、9月7日に巣立った子がいます。
たばこ屋のテントの巣の一人っ子です。
巣に雛がいることに気付いたのは8月22日の夜。その時点で私の町からはほとんどのツバメが旅立ってしまっていました。
最初、雛は目も開いていないほど小さく、夜だったにも関わらず母ツバメが少し動くと反応してシャーシャー言っていました。父ツバメも数軒はなれた商店のライトで寝ていました。
雛は2羽いたと思いましたが数日経つうちに、一人っ子になっており、9月6日の夜見に行ったときは巣で母ツバメと一緒に寝ていました。雛の羽は大分伸びており、順調に育っているなあと感心しました。
そして、9月7日の夜見に行ったとき、巣で寝ていたのは母ツバメのみ。雛は?と探したら、テント脇の道路標識のてっぺんで寝ていました。1m巣立ったんですね。昼間はちゃんと飛んでいて、夜寝に帰ってきていたのかも知れません。
今日9月8日、たばこ屋付近にもう母子ツバメの姿はありませんでした。
遅い時季に巣立った子は秋の渡りまでの時間が少なくて、体力面で大丈夫かなぁと思うけれど、
こういう子にはこういう子の生きていく術があるような気がしました。だから周囲の仲間がとっくに旅立ってしまっていても、親ツバメは一生懸命育てたんじゃないかなぁ。
巣だったと言っても一人っ子。今ごろはまだ母ツバメに甘えながら虫の取り方を覚えたり、飛ぶ練習をしていることでしょう。渡りについては九州辺りで越冬出来るといいですね。